1キロの体脂肪とは、実質7200kcalあると言われています。
つまり、理論上は、7200kcal分のカロリーの赤字を積み上げれば、1キロ痩せられるってことです。
これを知った私は、毎日250~300kcalのカロリー赤字を必ず作ることを日々のノルマとして、減量に成功しました。
1日250kcal×30日で、約7200kcalのマイナスが積み上がります
もちろん、人間の身体は機械ではないので、毎日250kcalの赤字を作ったからって、着実に毎日身体が絞れてくるわけではありません。
でも、積み上げた結果、1ヶ月、2ヶ月経つと、目に見えて身体が細くなっていきました。
この、毎日カロリーの赤字を作るのは、けっこう大変でした。。。。
私の基礎代謝が約1100kcalなので、歩行移動の消費250kcalと合わせて、
毎日の基礎消費カロリーは1350kcalです。
だから、運動なしの場合、250kcal余らせるためには、何としてでも摂取カロリーは1100以内にする必要がありました。
だから、1番シビアに制限していた時は、アメ一個ですら、口に入れるかどうか慎重に吟味していました。
赤字を確保するために、階段をつかったり、歩行移動を増やしたり、マメにジムに行く日々。
減量期はとにかく、「自分が絶対に必ず痩せている」「痩せるための正しい行動をしている」という確証が欲しかったんですね。
絶対に結果が出ると信じられなきゃ、カロリー制限はただの我慢ゲーになり、しんどくなりがちです。
だから、自分を「大丈夫、痩せている」と安心させ、心置きなくダイエットに打ち込むためにはむしろ、カロリーの赤字をキチンと作ることが、継続のモチベーションになっていました。
今日も積み上げたぞ!みたいな達成感ですね。
ゴールの見えないガマンはひたすら苦痛ですが、私は一度、「1日250kcalの赤字生活を1ヶ月続けよう!」と腹をくくったので、明確なゴールがあった分、カロリー制限の悲壮感はありませんでした。
とはいえ、毎日きっちりカロリー赤字を作るためには、ある程度の強い意志と、何より、継続することが超重要です。
簡単なことではありません。でも、減量に成功できるかどうかは、このカロリー赤字を積めるかどうかにかかっています。
理論はシンプルですが、実行は超簡単とは言い難く。
身を削るには、強い意志が必要不可欠です。
逆に。
痩せてしまった後の維持は、よほど無茶苦茶な生活をしなければ、
そうそう太りません。
だって、7200kcalとってやっと、1キロの脂肪がつくんです。
7200kcalは、1回どか食いしたくらいじゃ食べられないし、
1日食べすぎても、余分なカロリーの全てが体脂肪にはなりません。
それに、ダイエットで適切な食習慣になり、胃も小さくなっているので、食べ過ぎることすら以前ほど頻繁には起きません。
よって、適切なダイエットで痩せた後は、意外と太らないんですね。
しかし!!
カロリー赤字を毎日積み上げる減量期は、ちょっと食べ過ぎたり、どか食いしたりすると、一瞬で赤字分が消し飛びます。
1日250kcalの赤字を、毎日毎日積み上げるのは、ほんと、ある程度の意志力が必要です。
私は、無心で石を毎日1個ずつ積みあげるような気持ちで過ごしてました。笑
だから、減量期に比べて維持は、めっちゃくちゃ楽だな!って感じます。
美味しいものを好きに食べても、ハメを外さなきゃ太らないんですから。
でもこれは、減量期にコツコツ頑張ったからこそ得られたもの。
一生、美味しく食べながらスリムでいるためなら、減量期の3ヶ月なんてほんと短いです。
身体を絞ってしまえば、その後は、美食とファッションの両方が存分に楽しめる、色とりどりのパラダイスが待ってます。
コメントを残す