ちぐはぐな組み合わせですが、私の美容研究に重要なヒントをくれたのが、
ナチスと精神医学
でした。
効率的な美容法は何か?と研究を重ねてきましたが、
美容研究のヒントは、医学や歴史にも意外と散りばめられています。
私は、美容のために亜麻仁オイルを8年間飲み続けていますが、その大元のキッカケは、戦争史にありました。
私は元々歴史好きで、特に第一次世界大戦以降の世界史を調べまくってた時期がありました。
戦争とは、国と人間の利益と思想と思惑と陰謀が渦巻きます。
平和ボケしそうな現代日本と比べて、超異常事態です。
この、あまりにも異常な世界の様相が、とても興味深かったんです。
私が戦争史に興味を持ったキッカケは、小学生の時、読書感想文を書くため、ユダヤ人少女アンネの本を呼んだことでした。
本の中には、ナチスドイツのホロコースト・・・・ユダヤ人迫害と虐殺と強制収容所の話が書かれていました。
当時の私は、非常に大きなショックと衝撃を受けました。
「こんな事が本当にあったの!?」とひたすら驚愕でしたね。
これだけ人権問題や権利が主張される現代と比較して、国家ぐるみで堂々と差別が行われていたなんて、あまりにも異常。
ナチス・ドイツとホロコーストについて調べていくと、さらに衝撃的なことを、知りました。
ナチスとホロコーストを、医者が擁護していたという事実があったんです。
医者が、迫害と虐殺を擁護した?? どういうこと??
さらに調べると、その擁護していた医者は多くが、精神科医だったそうです。
理由は明確で、大戦があった当時、世界では優生学が超流行っていました。
当時、優生学は最先端の学問として持てはやされていたんです。
【優生学とは】
『優秀な遺伝子を持つ人間のみが子孫を残すべきであり、劣った遺伝子は淘汰されるべきである。』という思想を擁護するための学問(に見せかけた主張)。
優生学の主張は、精神科医達にとって都合がいいものでした。
当時の精神医学は、科学的な根拠がないエセ医学と揶揄されており、内科医や外科医ほどの権威がありませんでした。精神科医は、科学的根拠と権威性が欲していた。
権威を裏付けるエビデンス(証拠)を得るために、多くの実験を行って実績を作りたかったんですね。実験を行う施設、予算、人員、それに実験対象者。これらを強く欲していました。
優生学という『最先端の学問』を根拠にしたナチスの政策は、断種法から強制収容所に至るまで、莫大な予算と人員が割り当てられていました。精神科医としては、乗り手に船です。
【断種法】
遺伝的に劣るとされた人たちに、強制的に不妊手術を行う法律。
日本でも、1960年代くらいまで行われていた。
・・・ここまで知って、ん?と思いました。
仮にも「医者」と呼ばれる精神科医が、ナチスの迫害に加担していたとしたら、
そもそも精神医学ってどんな学問なの?と。医者の良心はなかったのか?と。
よって、戦争史から一旦離れ、精神医学を深掘りしていくことになります。
すると、驚いたことに、精神医学の歴史は思った以上に荒っぽいものでした。
精神医学史をトータルでみると、どうしたら精神のエラー症状が改善するのか、とりあえず実験してみたという学問(?)がベースになっています。
その実験とは、生身の人間を相手にした、拷問のような治療法でした。
例えば、人間の精神の不均衡は、体内の血液量が多すぎるからという主張が最も強かった時期がありました。当時、「血を抜く」という治療法が大流行したそうです。
例えば、通電による電気けいれん療法は、実は屠殺場でヒントを得たものであると知る人は多くありません。(屠殺前に、家畜がおとなしくなるよう、頭に電気ショックを加えていた)
興奮したり、暴れたりする人間を、大人しくさせる方法は何でも試した・・・というのが、精神医学のトライアルアンドエラーだった、と。
興奮した人間を、布でぐるぐる巻きにして冷水に何時間も漬けたら、そりゃあ大人しくなるでしょう。でも、大人しくなった患者を見て、「治療が成功した」と言っていたそうです。
まあ、仕方ないかもしれません。
だって、人間の精神構造を科学で証明することは、ほぼ不可能なんですから。
昔から、精神の症状の改善は、偶然の幸運に頼るしかなかった。
とはいえ結局、当時の治療法では治らない人が多く、むしろ治療のため命を落とす人も多かったため、収容+実験という荒っぽい精神医学の治療は、薬の処方による治療へ移行していきました。
しかし、「この薬物治療って、どんなもんよ」っていう疑問が湧いてきます。
精神医学の雑さを知ってしまうと、「薬って本当に効くの?」という疑問がどうしても拭えません。
そしたら、案の定。
薬により、むしろ自殺願望が高まったり、依存性が強くて多剤療法から抜けられなかったり、副作用に苦しむ人が多いと聞きます。
やっぱり、人間の精神は複雑。
薬でも医学でも、根本的な治療は難しい。
じゃあ、本当の健康、特に精神の健康はどこに根ざすのか?
本当に正しい、誰でも使える、根本的な治療法って何?
そこで、たどり着いたのが、油が人間の身体を作る、という概念でした。
脳の構成要素は4割が油。
人間身体を構築する60兆個の細胞の壁は、油で出来ている。
細胞も脳もホルモンも、全て、人間の構造や代謝や思考や行動を司るもの。
人間の身体と思考のベースが油である。
つまり、油がオワっていると、全てが『オワる』のでは?
身体や精神の不調の際に、誰もが出来る対策は、【油を見直すこと】なのではないか、と。
油の種類について色々と調べていると、美肌や健康に欠かせない油が存在することを知りました。
実際に摂ってみると、肌はきれいになるし体調は良くなるし、ハッキリと効果がありました。
美容のヒントはどこにあるか分からないな、とつくづく思う。
美容は健康抜きに語れません。
健康は、医学と結びつきます。
医学を調べると、政策やお金にまつわる問題が見えてくる。
ここで「お金が儲かるのは一体誰?得するのは一体誰?」という視点で調べると、面白いことが沢山見えてくる。
こういう知識は人生で超使えます。
興味深いものを片っ端から調べてみると、色々と見えてきて、一見関係のなさそうな事項が繋がってすごく面白いです。
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