これは、私が社会人になってからのお話です。
当時の私は証券会社でゴリゴリの営業をやっていました。
営業職ということもあり（あと業界の特性上）、飲み会三昧の生活を送っていました。
連日の飲み会であっという間に5キロ太ってしまい、新卒の私（当時23歳）はなかなか体重を戻せず悩んだ時期がありました。
当時の私は、
痩せたいのに痩せられない状況に、
いつもイライラしていましたね。。。。。
食べたいものを食べず、
みんながランチに美味しいものを食べてるのを尻目に、1人だけこういうランチをこそこそ食べて、
お昼にこうやってダイエットしてるのに、
夜は上司に半強制的に飲み会に連行される。
で、ハイボールをちびちびやってると
「全然飲んでねえじゃねえか！！」と言われ、
ビールをジョッキにガッツリ注がれる。
枝豆や冷やしトマトなんかをつまんでると、
「若いんだからもっと食えよ！！」と言われ、ご飯物や揚げ物をすすめられる。
ハイボールはビールになり、
最初は１～2杯で抑えるつもりだったのに、
飲んだらどんどん注がれるし、
いつの間にか酔っぱらってて、
何杯飲んだか覚えてない。
で、飲み会が進むと、
みんなあんま料理食べなくなるし、
結局、揚げ物とか、シメのご飯が大量に残る。
もったいないなあ。。。
そう思ってると、
「食べるの好きだろ？俺のも食えよ。」
そうやって上司がいらないデザートなんかを
押し付けてくる。。。。
もうこの段階にくると、
カロリーうんぬんとか
どうでも良くなってくる。
元々の私は大食いだし、
甘い物も揚げ物もご飯物も大好き。
一回食べだすと、
寝た子が起きたみたいに食欲に火が付く。
こうなったらもう止まらない。
ダイエットそっちのけで食べてしまう。
罪悪感はあるけれど、酔ってるし、
半ばヤケクソというか、
今さら気にしてどうなるの！？
みたいな気持ちになってる。
とにかく飲んで、食べて、飲んで、食べた。
飲み会の翌日は罪悪感がハンパない。
ああーーーーーーまたやってしまった。。。。
翌日以降は食べたカロリーを帳消しにしたいから、炭水化物は抜くし、いわゆる普通のごはんは食べない。
週末は脂肪燃焼スープを作り置きし、
スープジャーに入れてランチ用に持っていく。
夜もスープしか飲まず、
夜11時を過ぎてるのにジムに行き、
走ったり筋トレしたりした。
そうやって努力してるのに、
飲み会で全てぶち壊しになる。
飲み会は連日開催され、
いつの間にか食べキャラ認定されてしまった。
そのくせ、上司は
「オマエ最近太ったな」とか平気で言ってくる。
誰のせいで・・・！？！？！？
私が痩せられないのは
飲み会のせいなのに・・・！！
怒りが込み上げてくる。
飲み会があるから、暴飲暴食しちゃうし、
日々の努力が無駄になってるんだってば。
平日はいつも食べたいものも食べず、
必死に我慢してるのに。
スープ飲んだり、ジム行ったり、
私なりに努力してるのに。
本当は飲み会なんて断りたい。
でも、営業という職種と、職場の雰囲気上、
どうしても飲み会は断れない。。。
そうこうしているうちに、
順調に3キロ5キロと太っていった。
そして職場で「オマエ、顔が丸くなったぞ！」とか言われる。
ダイエットしてるのに、
我慢の日が続くだけで一向に痩せられない。
だって毎週のように暴飲暴食してるんだから。
今日こそは早く帰ろうと思った日に限って、
支店長（大ボス）が飲みに行く気満々だったりする。
「今日はちょっと・・・」
こう私が言おうものなら、
「お前、支店長の誘いを断るとか正気か！？」と課長にどやされる。
いざ飲み会に参加し、
支店長にビールを注いでると、
そこからはいつもの飲み会パターンで、
「最近太ったな」とか言われ、
「若いから食え」と食べさせられ、
「俺の分やるよ」と軽く残飯処理みたいな役回りになる始末。
あーーーーーーーーーー！！！！！！！！
もう、全部ヤダ。
ダイエットすればするほど、ドツボにはまる。
落ち込むを通り越して、
私はムカついていました。
痩せたいのに痩せられない、自分の現状に。
行きたくない飲み会に行き、
食べる予定のない高カロリーな食事をし、
ヤケクソな暴飲暴食を繰り替えし、
どんどん太っていき、
一向に痩せられない自分の現状に。
もう我慢できない。
もういい。どう思われてもいい。
私はどうしても痩せたいんだ！！！
そして、意を決して職場の飲み会は
断ることにしました。
最初はあれこれ言われましたが、
断固として断る私。
大事な会食や接待、
重要なお祝い事以外では、
飲み会に参加しなくなりました。
すると、なんてことでしょう、
あんなに停滞していた体重は
どんどん落ちていったのです。
ただただ痩せられない状況にムカついた。
怒りのパワーって大きくて、
振り切っちゃうと案外、
今まで悩んでたことも小さく見えてしまったり。
ダイエットのスイッチは、
怒りでONになるのかもしれません。
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